スキー工房ヒグチでブーツのチューンナップ1

オーダーしていたブーツの調整が終わったとのことで、店に行ってきました。

ブログへの掲載許可もいただき、写真も撮らせてもらいました。

独自技術や企業秘密もあるだろうということで、

このページの写真には私の判断ですべてボカシを入れています。

いえ、嘘です。

なんかピントが合わないと思ったら、

前にデジカメを使った際に接写モードに切り替えたのがそのままになってました。

気付いたのが家に帰ってからなんですよね。。

ということで、ピンボケの写真ばかりでごめんなさい。

今回お世話になったのはスキー工房ヒグチさんです。

スキー・スキーブーツのチューンナップのことならスキー工房ヒグチ

スキー工房ヒグチ

本当に見苦しい写真で恐縮ですが、細目にして頑張れば何か見えてくるかもしれません。

板のチューンナップ関係の場所はこんな感じ。

売り物のブーツ。

店内のテーブルにはインソールのサンプルなどが置かれていました。

足の形を測定する機械。

私がこれを使ったのは前回訪問したときでした。

透明な部分に片足を載せて立ち、下からスキャンさせます。

何の前提条件もなければ、足の形や滑り方などを元に、

合いそうなブーツを選んでもらうこともできるようです。

今回の私の場合、REXXAMのブーツに興味があったので、

そこから話が始まりました。

多少足に合わなくても調整できる範囲であればやってもらえばいいし、

全然合わなければ他メーカーのブーツを選ぶことになります。

試し履きさせてもらったところ、あちこちにかなりの当たりがありました。

私の足の特徴とブーツを履いて痛かったところ

色々見てもらった結果、私の脚には大きな2つの特徴があることがわかりました。

かかとの骨が大きく高い

かかとからアキレス腱の部分って、インナーの形はギュッと絞られていますが、

シェルは普通ずん胴ですよね?

レグザムのシェルはかかとの部分(下ではなく後ろ)が丸く窪んでおり、

かかとをすっぽりと収めるような形になっています。

その窪みが私には小さい(高さが足りない)ようで、

かかとの上側に、ワイヤーで絞めつけられてるような痛みがありました。

そんなところに痛みが出たのは初めてでしたが、

調整できるとのことでした。

幅の広い位置が前方に寄っている

幅の数値そのものが特に大きいわけではないのですが、

広い部分の位置が、足の先の方に寄っているようです。

かかと側から足の先に向けて、

シェルの幅はだんだん広がってから細くなりますが、

シェルが細くなり始めてからも私の足はさらに広くなるため、

必然的に、小指からその付け根辺りまでがきつく当たります。

これまではその横幅に合わせてブーツを選んでいたので、

縦のサイズは28.5で、かなり余っていました。

スキーを操作することを考えるのであれば、

その選び方より、縦の長さぴったりのブーツサイズを選び、

当たるところを広げるなどする方がいいと(どこの店でも)言われました。

でもそれで痛みがないところまで調整できなければ、辛いのは自分です。

なかなか踏ん切りがつきませんでした。

私の足の形では、既製品を縦の長さで合わせる限り、

どのブーツを選んでもシェルの押し出し加工は避けられそうにありません。

であれば、これぐらいなら調整できると仰った中井さんの言葉を信じて、

レグザムを購入することにしました。

PowerMAX-100です。

参考までに、これまで履いていたサロモンの28.5のブーツ(赤)と、

今回のレグザムの27のブーツ(黒)と、インソールを重ねた写真がこちらです。

これだけ違うんですよ。

赤い方でもシェルの押し出しをしてもらっていたのですから、

黒い方に足を乗せると、小指部分は完全にはみ出します。

本当になんとかなるのかって不安になる気持ち、わかってもらえますよね?

仕上げの日

前回取った足形のデータや当たり具合の調査結果をもとにした

一通りの加工が終わったとの連絡があったので、再度訪問してきました。

今回は、実際に履いてみて、加工して、また履いて、加工して・・・

一箇所広げると、他のところに当たりが生じたりとかしますし、

削りすぎると戻せません。

必要最小限の加工で済むように微調整を繰り返します。

結局1時間半以上やってもらいました。

実際にやってもらったのは主に次のような作業です。(多分)

  • 小指付け根辺りのシェル押し出し。
  • シェルから取り出した状態のインナーでも横幅はきつめだったので、甲の部分に切込み。
  • シェルのかかと部分のくぼみを大きくするようにやすりで加工。
  • シェルのくるぶし周辺をやすりで加工。
  • カント調整。

最後に、ブーツに合わせてビンディングを付け直してもらい、作業は終了。

今回の作業はトータルで2時間弱でしたが、

前回、未調整の状態であたりを調べたりするのにもかなり時間がかかっています。

量販店でブーツを購入しても、

シェルの押し出しぐらいは無料でしてくれることが多いでしょう。

でも、ここまで細かい調整は望めないと思います。

(これは勝手な想像ですが、無料サービスでは微調整を何度も繰り返すより、

当たる箇所を思い切って広げてしまうんじゃないでしょうか。)

これと同じ手間を無料で求める図太さなど、私は持ち合わせていません。

チューンナップ代として、それ用のお金を払っていてさえ、

何度もやり直してもらうのはだんだん心苦しくなってきますからね。

私は今のところ痛みを取り除くための調整しかしてもらっていませんが、

自分の滑りに合わせたチューニングを求める人は、

こういう専門店に頼るしかないと思います。

チューンナップの費用

私はここでブーツを購入したので、チューンナップは8,000円でした。

他店購入ブーツ持ち込みの場合は16,000円です。(税抜)

(購入時期にもよるでしょうが、私の場合はここでブーツも購入したことで、

4,000円程安く済んだようです。)

これで1シーズンの間、何回でも再調整してもらえます。

有効期間を3シーズンにすると10,000円(持ち込みの場合20,000円)ですが、

私の場合は痛みさえなくなれば良いと思ってますので、

1シーズンで大丈夫だろうと踏んでいます。

求める滑りの変化や、ご自身の滑り方の進化に合わせてブーツを調整してもらいたい方には、

3シーズンがお勧めですね。(2千円しか違わないわけですし。)

インソールも作ってもらいました。

(税抜15,000円。持ち込みブーツの場合は18,000円。)

足形などを元に作っていただいたままで、微調整はしていません。

一度滑ってみて、気になるところがあれば相談ですね。

※料金はこのブログを書いた時点のものですので、

実際のところは店舗サイトで確認してください。

楽しみな初滑り

正直なところ、まだ当たりが残っていますし、それは伝えてあります。

一度削ったものは戻りませんし、使っていればインナーもへたってきますので、

最初からあまり緩くしてしまうのは望ましくありません。

ですので、今の状態で実際に滑ってみて、具合を確かめることにしました。

持ち帰ったブーツの写真です。

小指のあたりが押し出されているのがわかりますか?

左右別々に拡大するとこんな感じです。

大きく押し出して変形されたため、

REXXAMのロゴに皺が寄ったり、ひびが入ったりしています。

後部にはスキー工房ヒグチのステッカー。

年内に初滑りに行けるように、休みも確保しました。

次は宿の予約ですが、今シーズンは雪が遅いようですし、

どこのスキー場にするかはよく考えないといけませんね。



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