以前から悩んでいたブーツの話です。
昨シーズンはインナーがボロボロになったブーツを我慢して履いていましたが、
もう我慢は限界でしたので、買い替えることだけは決まっていました。
問題は、全くストレスのないブーツを求め、
一生一度の思い出にシトローツでフルオーダーするかどうかでした。
シトローツのブーツについて
シトローツのブーツをシーズンインに間に合うように作ってもらうためには、
9月中に店舗で足の形を測ってもらい、発注してもらう必要があります。
シトローツ社で作成されたシェルが11月頃に店舗へ届くので、
もう一度店に出向いてフォーミングをし、微調整をして完成となります。
この流れは事前に確認してあったので、結論が急がれます。
店に行って詳しく相談できればいいのですが、量販店では扱っていません。
国内で使っている人はごく僅かでしょうし、
ネットでも十分な判断材料が集められませんでした。
公式サイトでも日本で作る場合のことはわかりませんでした。
仮に神田ブーツ研究で作ってもらうとしたら、
東京まで2往復することになり、総額20万円コースです。
決して金持ちではない私には、かなりの覚悟が必要です。
それでも他に合うブーツがなければ仕方ないので、
とりあえず9月末に東京へ行くための休みだけは確保した状態で、
他の可能性を探ります。
既製品について
既製品でも自分に合いさえすればいいので、
お買い得な旧モデルから最新モデルまで、量販店で各社のブーツを履いてみました。
足のサイズに合わせて勧められるブーツでは横が当たってかなり痛いです。
1つ上のサイズのシェルを選べば、かなりましになりますが、
店員さんからは大き過ぎるサイズを選ぶより、
ぴったりサイズで当たるところを押し出すなどして合わせることを勧められます。
仰ることを理解はしているんです。
ただ、これまで使っていたブーツは、大きめサイズのもので、
さらに購入店でシェルの押し出しをしてもらってましたが、
それでも多少の痛みはありました。
それを考えると、きっちりサイズでかなりきつく当たっているものを、
全く痛くないところまで調整するのは難しいのではないかと思うんです。
どこがどう痛いかはこちらから上手く伝えなければなりませんし、
当たるところを出せばよいという問題ではないかもしれません。
第三の選択肢
どのメーカーのシェルでもきついのであれば、最後の手段はフルオーダーとなりますから、
もっと近くでシトローツを扱っていて、信用できる店がないかと調べてみました。
そうこうしている中で見つけたのが、
インソールの作成や、ブーツの調整をしっかりやってくれる専門店です。
量販店の無料サービスに求めてよいのは、痛みがないようにするところまででしょう。
それに対し専門店では、有償となる代わりに、
足や体のこと、スキーの滑り方のことなどをわかったうえで、
アドバイスと細やかな調整をしてもらえます。
高いレベルのスキーヤーがシビアなコントロールを求めて集まるような店ですので、
楽ちんブーツが目的のお客さんは少数派だと思います。
実際にある専門店を覗かせていただいたところ、
まさにお客さんが調整してもらっている真っ最中でした。
その様子を見る限り、足と滑りに合ったいいブーツを作ってもらえると思えたので、
信じてお願いしてみることにしました。
シトローツのフルオーダーで覚悟していた額に比べると、
約半分で済みそうです。(それでも大きな出費ですが。。)
実際の製作が楽しみです。