出発前
真夏にバイクなんて苦行でしかないので、8月とか9月はまったく乗りません。
その分、涼しくなってからツーリングへ出かけられるように、
前もって休みを押さえておきます。
春や秋はどうしても雨が絡みがちですけど、
先に日程が決まっている以上、
雨を避けるためには行き先を選ぶしかありません。
毎日全国の週間天気予報をチェックし続け、
四国へ向かうことに決めたのは、今回も出発直前でした。
追加装備
前年の長距離ツーリングの後、バイクに装備を追加しました。
何より欲しかったのはスマホホルダー。
そのままでは取り付けられる場所がなかったため、
ステムにマルチバーホルダーを取り付け)、
そこにスマホホルダーとドリンクホルダー、USB電源を付けました。
でも普段は決まった道ばかり40分程走るだけなので、
1回も使ってなかったんですけど、今回は大活躍でした。
マルチバーホルダーの取り付けについて
ネットで調べると、GSR205のステム内径は15mmだけど、
デイトナの15~17mmのステムクランプは
細い部分でも15.3mm程度あり入らなかったとのこと。
その人はちょっと細目(13~14mm)のものを使い、
隙間を埋める工夫をなさってました。
私はモノタロウで他メーカーのものを購入しました。
X-GUARD ステムホールアダプター(品番XC15-5269-2)で
14~17mm用のものです。
特別な工夫をしなくてもそのまま使えました。
※2022年7月時点では、モノタロウでの取り扱いは終了していましたが、
Amazonではまだ購入できるようです。
1日目
四国へ
とりあえず四国に渡るところまでは高速を使いました。
この日は特に風が強く、明石海峡大橋だけでなく、
淡路島に渡ってからも横風に苦しめられました。
四国に入ったら鳴門インターで高速を降りて、
主に55号線を使って海沿いを時計回りに進みます。
室戸岬
ほぼ走りっぱなしで室戸岬へ。どうにか日没前に着きました。
とりあえず浜辺へ。
室戸岬灯台
中岡慎太郎像
そのまま海沿いを走るのではなく、一旦尾根を走る室戸スカイラインへ。
その後は日も暮れ、景色の楽しみがなくなった55号線を
ひたすら高知へ向けて走ります。
ひろめ市場
あまり遅くならないうちに宿に到着。
ここで2泊します。
晩御飯は歩いてひろめ市場へ
前回の信州では毎晩コンビニ弁当だったので、
現地の名物を食べながら飲むという楽しみは初ですね。
魚とビールを合わせると、生臭さが強く感じられるので、
普段は飲まないんですよ。
そういう意味では鰹なんて、結構危険な魚ですよね。
でも高知で食べる鰹のたたきは別でした。
その類の生臭さが全くなく、ビールを飲んでも平気でした。
もちろんこれだけでは足りないので、
屋台のラーメン屋で腹を満たして帰りました。
2日目
四国カルストへ
この日の目玉は四国カルストでしたが、
一旦南下して海沿いを西へ向かうことにしました。
写真ではわからないかもしれませんが、
落ちたら大けが間違いなしの断崖です。
海岸を離れて内陸へ向かいます。
道はガラガラ。
4輪なら通りたくないような細い道もありましたが、
バイクなら平気です。
で四国カルストです。
観光シーズンの休日は大渋滞するようですが、
平日のバイクですからおすすめされていないルートへ。
濡れ落ち葉のわだちを選びながら狭隘路をゆっくり走ります。
前にも後ろにも誰もいませんでしたから、好きなように走れました。
宇和島の方まで足を延ばすとか、四万十川沿いを下るとか、
行ってみたいところはありましたが、
太陽との競争に勝てそうにありませんでしたので、
おとなしく高知の宿へ戻ります。
再びひろめ市場へ
鰹のたたきと鯛めしです。
このほかに靭(うつぼ)の唐揚げを恐る恐る食べてみました。
別に変な癖はなく、普通に食べることはできましたが、
特に美味しいとは思いませんでした。
正直なところ、固い揚げ物という印象しか残っていません。
一応名物ですし、珍しいものなので、
食べてみたことは良かったと思いますが、
次回行ってもわざわざ買って食べることはないでしょう。
3日目
香川県へ
最終日は讃岐うどんを食べに行かなければなりません。
32号線で吉野川沿いを走って香川県へ向かいます。
この辺は天気も良かったのですが、その後、雨に。
金刀比羅宮
うどんの前にちょっと寄り道。
金刀比羅宮、いわゆる金毘羅山です。
ご存知の通り、延々とこんな階段が続くんですけど、
500段目にある資生堂パーラー「神椿」まではバイクでショートカットしました。
というか、こっちが本命。
パフェをいただきました。(写真なし)
食べている間に雨は上がってました。
そこから御本宮までは300段足らず、頑張って登ります。
とりあえず御本宮までは来たので、景色を眺めて休憩。
ここからさらに上の奥社を目指すかどうか考えます。
次の機会があるかわかりませんし、あと583段上る覚悟を決めました。
ということで、奥社です。
帰路
次は讃岐うどんです。
夕日を背に受け東へ向かったわけですが、
1時間ほど、ずっと目の前のくっきりした虹に向かって走ることになりました。
日が暮れてから着いた店でいただいたのは、
ぶっかけでも釜玉でもなく、カレーうどん。(写真なし)
いかにも讃岐うどんらしいものは、次回のお楽しみです。
後は帰るだけ。
最寄りのインター津田寒川から高速で宝塚インターへ。
また雨が降ってきたり、寒かったりで結構疲れましたが、無事帰宅。
1年前の失敗を踏まえ、
あまり遅い時間まで走らないようにしたので、
割と余裕のあるツーリングでした。