2020年10月1週目 中部日本ツーリング

初めてのお泊り

去年バイクを買ってから、初めての泊りのツーリングです。
行き先は長野とか富士山とか。
天気予報次第で1週目でも2週目でも動けるようにしていたので、
ギリギリまで様子を見て、出発前日に宿を予約。
出かけた時点での予報では天気は回復傾向だったのに、
気まぐれな台風のせいで3日目午後からはずっと雨でした。

1日目

日本海へ

今回のツーリングではなるべく高速を使わず、
空いている下道を流して走るつもりでした。
琵琶湖の南側の道はあまり通りたくなかったので、
京都市の西側から日本海を目指します。

自宅から1時間ほど走ると信号もないガラガラの田舎道。
国道477号線や162号線(周山街道)はバイクで走るにはお勧めです。
速い車は全部譲って先に行かせましたので、
基本的に単独走行です。
フルメッシュのジャケットでは結構肌寒かったので、
ワークマンで買った合羽の上着を防寒着として使いました。
しばらくすると雨がパラついたので、ズボンの方も使うことに。
雨はすぐ上がりましたが、合羽は着たままの方が暖かくて快適でした。

気比の松原(福井)

途中トイレに寄っただけで、一気に若狭湾へ。

若狭湾に出てからはなるべく海に近いところを北上です。

福井でやりたかったことの一つがこれ。

ご存知でしょうか。ローヤルさわやかです。
なかなかすごいネーミングですよね。
福井では有名な飲み物らしく、
出発の少し前に新聞で紹介されていたのを見て、
飲んでみたかったんです。
見た目そのまんまの味でしたね。

もう一つは、辛味そば。
辛味大根の汁が入ってるやつです。(写真なし)
食欲がない時でもこれならいけるかなって味でした。

この時点で日暮れ間近でしたので、寄りたかった東尋坊はパスし、
ひたすら石川県内灘町の宿を目指しました。

2日目

石川(内灘海岸)

前日、宿の人から海岸はすぐそばだと聞き、
晩御飯買い出しのついでに行ってみましたが、
真っ暗で何も見えませんでした。

で、早朝の散歩です。

微妙な空模様ですよね。

ここはバイクや車で走ることもできるようですが、
あちこち砂まみれになってトラブっても困るのでやめておきました。

この日は行きたいところが盛りだくさんでした。

兼六園

最初に向かったのが金沢の兼六園です。
無料でバイクを置けるところがあることはネットで調べてあったのですが、
なかなか見つかりません。
地図を見ても今いる位置とか方角とかがよくわからず、
迷いながら兼六園の外を何周したことか。

案内所で尋ねると、すぐ横の道を100mほど入ったところとのことでしたが、
残念なことに一方通行。
さらにもう1周回って駐車場に辿り着きました。
(ここまでの時間ロスがあまりに大きかった。。)

氷見漁港

次に目指したのは氷見漁港の魚市場食堂です。
氷見浜丼(海鮮丼)を食べてきました。(写真なし)

寒鰤のシーズンにまた来たいと思いましたが、
突然の雪で動けなくなっても困るので、バイクでは無理でしょうね。
上信越方面のスキー場へ向かう前夜に氷見で1泊する方が現実的かな。

氷見漁港場外市場ひみ番屋街で一息ついたら、
地図を広げて次の行き先を考えます。

本当はこの日ビーナスラインへ行きたかったのですが、
この時点で13時。
日没までに間に合うかはわからないが、
少なくとも余裕はなさそうだったので1日順延とし、
立山を目指すことにしました。

称名滝(立山)

川に沿って山をずっと登ると、車両進入禁止になる終点に駐車場があります。
そこからは一段と坂が急になりますが、当然歩き一択。
運動不足の我が身にはきつすぎました。

休憩しながら110mほど登って辿り着いたのは、落差日本一の滝です。

ちなみにさっきの「110m登って」というのは、
歩いた距離ではなく、標高差です。
頑張った甲斐あって、立山らしい景色に出会えました。

さて、この時点で15:30です。日没までは2時間ほど。
ここから長野県の松本までは直線距離で50キロほどですが、
この称名滝から松本までまっすぐは行けないんですよね。
立山を含む北アルプスを迂回する道しかありません。
糸魚川の方から白馬を経由して行くか、
飛騨から安房峠を経由して行くか。
今回は後者を選びましたが、
松本に着いたのは完全に夜になってからのこと。

悲しいことに今日の最終目的地、つまり宿は、
松本ではなく山梨県の韮崎です。
当初は、松本からビーナスラインを通って南下し、
翌日のため、少しでも富士山方面に進んでおくつもりでした。

ビーナスラインは一日順延しましたが、
宿は予約してしまってますので、韮崎に行くしかありません。
とりあえず松本まで行き、最後は高速(中央道)まで使って、
どうにかギリギリでチェックインの時間に滑りこみました。
現地の美味しいものを食べたいという思いとは裏腹に、
2晩続けてのコンビニ弁当です。

3日目

ビーナスライン

韮崎から北上し、前日寄れなかったビーナスラインまで戻ります。

何十キロもの道を余計に往復したことになりますが、
わざわざ来た甲斐はありました。

写真では初登場のマイバイクです。
泊り旅ですが、キャンプ道具を積んだりとかではないので、
荷物は全部リアのボックスの中。いつもと何にも変わりません。

今回の道程ではビーナスラインの一番奥になる美ヶ原高原美術館には
ちょうどお昼ごろ着きました。

写真でも空が暗くなってきてるのがわかりますね。
天気は崩れる予報だったので、覚悟はしていましたが、
山を下りたところで降り始め、
そのままこのツーリングが終わるまで、ずっと雨でした。

立ちごけ

次の目的地は、もう宿です。
韮崎からビーナスラインへ戻ってから向かうには、あまりに遠い浜名湖です。
最短で浜名湖へ向かうコースではなく、
いざとなったら東名高速を使って時間調整できるように、
とりあえず太平洋側に出ることにしました。
甲州街道で前夜泊った韮崎を抜け、静岡県の清水へ向かうので、
途中でちょっとでも富士山が見えればいいという淡い期待もありましたが、
それは天候のせいで叶いませんでした。

そんな中、初の立ちごけをしてしまいました。

分岐点に標識がなく、当てずっぽうで曲がった先が上り坂。
遠くまで続く道という雰囲気ではなかったため、一旦停止。
雨の中、ツーリングマップルを取り出して調べる気にもならず、
とりあえず来た道を戻ろうと思い、
足をつきながらUターンしていて、やってしまいました。
坂道だったというのも大きな要因でしょうが、
メットが曇って視界が悪かったことが決定打となりました。
良性発作性頭位めまい症とやらで平衡感覚が極めて鈍い自分には、
視覚に頼ってバランスを保つしかありません。
それにもかかわらず、バイクを停めてどうしようかと思案しているうちに、
メットの中が曇っていたため、
バイクや体の傾きをきちんと感じ取れませんでした。

「立ちごけ」とはいえ、支えながら寝かせるように倒したため、
バイクへのダメージはちょとしたキズだけで済みました。
ヘルメットは倒れた時には無事だったのに、
手をついて起き上がろうとして頭を下げた際に地面にぶつけてしまいました。
土砂降りの中こけるのは悲しすぎます。

清水から浜名湖へ向かう1号線バイパスは怖すぎました。
土砂降りの夜にバイクで走るスピードではありません。
前の車のテールランプを目安になんとなく走ってるけど、
道なんてまともに見えてませんでした。
眠気まで襲ってきて、このまま走ってたら絶対死ぬと思ったので、
とりあえず休憩。
時間の余裕もなかったので、高速に逃げました。
道は広いし、マンホールもない。
2車線あるから後ろの車のプレッシャーを感じなくていいし、
自分のペースで走れる高速の方が、断然楽でした。

宿に着いたのはまたまたチェックイン時間ギリギリ。
晩御飯はコンビニ弁当でした。

4日目

伊勢湾フェリー

浜名湖からは渥美半島を進み、
その先端の伊良湖港から伊勢湾フェリーで三重県の鳥羽へ。
台風のせいで、この日も朝からずっと雨でした。

漣(さざなみ)のエビフライ

今回のツーリングでは、出発前に考えていた「現地の美味しいもの」は
無理なスケジュールと天気のせいでほとんど食べられませんでした。
ですが、ここだけは外せません。
フェリーを使ってまでわざわざ三重を経由したのは、
ここのエビフライを食べるためです。

ホタテが写っていますが、
写真を撮ってから間違って出されていることに気付きました。
もちろん取り替えてもらい、実際に食べたのはサザエです。

高速使って帰宅

あとは帰るだけです。
本来、どこを通るのかは色々選択肢があるはずでしたが、
大雨のせいで寄り道するのも面倒でしたので、
迷わず高速使って帰りました。

で、駐車場にバイクを停める前に給油。

あちこち行って戻ってでかなり無駄な移動を繰り返しましたが、
1500キロも走ってたんですね。

ツーリングを終えて

走り過ぎ

ひたすら走っていたという印象です。
もっと寄り道もしたいし、早く宿に着かないと晩御飯も楽しめません。
1日の走行距離は今回の半分ぐらいでいいかな。

スマホホルダーがほしい

今回のツーリングでは、主にツーリングマップルで道を調べました。
スマホは持っていましたが、ホルダーがないため、
ポケットに入れて音声だけナビさせたりしてました。
その場合、聞き逃したらアウトですし、地図を見て確認することもできません。
長距離のツーリングに出るなら、きちんとナビが使えるように、
スマホホルダーは準備したいですね。

ワークマンBIKERS(雨具)の具合

前に紹介したワークマンで買った合羽、BIKERSですが、
初日から防寒具として大活躍でした。
大雨の中でも、高速を含めて1日半走りましたが、
まったく染みてくることもなく、大満足でした。
バイク用品メーカーの合羽は使ったことがないため比較できませんが、
次買い替えるときにはリピートするつもりです。
部屋で履くと長く思えたズボンも、
実際にバイクで使う分には特に長すぎることはありませんでした。
プロテクタ付きの上着の上から着るのであれば、
むしろサイズには余裕を見ておいた方がいいです。

立ちごけで地面とぶつけたところは、
さすがに少し破れてしまいました。
シール式のナイロン用補修シート(黒)を購入し、パッチ済み。
ちょっと見ただけではわかりません。

プロテクター付き上着の腰ポケットから
はみ出すようにツーリングマップルを入れ、
その上から雨具を着ていたため、
本の角が当たって擦れていた内側の生地はほつれてしまいました。
引っ張ったり押さえるように普通に圧がかかったりする分には
特に弱そうには思えませんし、これは使い方の問題でしょう。
ここも念のため前述の補修シートで直しました。
グレーの生地に黒のパッチですが、内側なので気にしません。

ということで

富士山も見てないし、またいつか再挑戦ですね。

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